2024/05/11 Doubtful Mail Checker Ver. up to 2.30
今日付けで Doubtful Mail Checker をバージョンアップしました。
バージョンアップ内容は以下の通りです。
Ver.2.30 2024/05/11
２番目の修正は、pop.nifty.com を接続していて
時々おかしなプレビューが発生していることがわかりました。
主な症状は、
メール番号 n を疑わしいメールと判断しました[charset = ]
と表示されることです。
いつものように Debug モードで接続してみると
メールが multipart のとき POP3 の TOP コマンドがおかしいことがわかりました。
TOP コマンドはメールの一部を抽出できます。例えば「TOP メール番号 35」とすると
メールヘッダーの部分に加えてメールの35行分を取得することができます。
そのメールヘッダーの後の先頭部分が時々かけるのです。
その中に charset を指定している場合、それを取得できなくなります。
そもそも TOP コマンド は少々時代遅れで、通信環境がダイアルアップの頃には
メールの一部を取得するのに最適なコマンドでした。
当ソフトも最初はダイアルアップをサポートしていました。
今は通信速度が速くなったので、メールを丸ごと読むほうが主流になっています。
そこでメールを丸ごと読む RETR コマンドに変更することにしました。
３番目の修正は、OpenSSL のホームページの中の Release Strategy を見ると
Version 3.0.x の方が 2026.09.07 まで長くサポートされると書いてあります。
なんでこんな Release Strategy をしているのか、私には全然理解できません。
前バージョンは Version 3.1.2 にしていましたが Version 3.0.13 にすることにしました。